妄想人物紹介 4
ヴォルマルフ・ティンジェル |
悪い男は好きです。しかも強いし。神殿騎士団って、彼が頭目のせいで?妖しいイメージ・・・。イヴァリースの異端者狩りは教会も結構手を汚していますよね、神殿騎士団は教会が決して姿を見せられない最も汚い部分を担っているのでしょう。自分達の存在に根本的な誇りをもたないとやってられないでしょうから、この団長が団員を激しく叱咤して規律も厳しい神の犬軍団として取りまとめているのだと思います。 |
イズルード・ティンジェル |
団最強であり、人物的にも優れている(と、凡人には見えてしまう)親父をきっと心から尊敬し、すもう部屋のように親子であることとは別の絆を結んでいるような真面目な良い子でしょう。ヴォルマルフの野心が聖石に見込まれなければよかったのにね。最後まで神殿騎士団の行いが絶対善だと信じていたと思います。あの状態で聖石に取り込まれなかったのは、ある意味迷いを持たなかったからかな。育てばいーオトコになったものを。惜しい。あの一途さを国造りに賭け、オーランと一緒にディリータを支える新政権の重臣になったと思います。 |
ドラクロワ・ラヴェイン |
名を足せた騎士であったとはいえ、異端者狩りで手柄を立てて枢機卿まで登りつめた(と思われる)、とすると世間の評価はそれほど良くなかったのではないかと思うのです。単なる政治上の敵を「異端者」の汚名を着せて葬ったり、異国の宗教家などを取り締まったりするのが異端者狩りの実情ですから、それを厳しく行えば行うほど、不満分子や黒い囁きなどは城下に満ちてくるものでは。特にブナンザ親子が大ファンのようなので、なんでかなーと思いましたが、異端者狩りに対する国民の不安を解消するため、国立の病院を設けてお金を取らずに病人を救済したり、意外と領地の施政に長けていたりと、国民感情を上手く扱うスキの無い聖職者だったのかもです。聖職者である彼が取り込まれたのが不浄王であったという皮肉な結果からも、彼の内面が知れるような気がします。 |
ゴルターナ大公 |
名前が先行してあまりご本人がでてこられませんね。最初はヴォルマルフやディリータの策略を操っていたつもりが、別の方向に向かおうとする流れに気が付かずに殺されてしまいました。シドという良き重臣を抱えていたにも関わらずこの流されようは、人を支配することに慣れた者の末路のようです。 |
グルワンナ大臣 |
気の毒ですが、どうも火の無いところに煙は立たない、的風情があります、この人。もしかすると本気でゴルターナの失脚を目論んでいたのを見透かされて利用されてしまったのかもしれません。 |
オムドリア三世 |
しっかりしろよ、としか言えない人でしたね。こういう王様は実歴史上にもよくいますが、長期の戦争が終わるためには必要な人物かもしれない。そしてもちろん次の戦いの種を蒔いて自分はさっさとおさばらと。 |
王妃ルーヴェリア |
王が弱いと王妃が出張る。個人的意見ですが、オリナス王子はオムドリア三世の実子だと思います。オリナスが他の種である、という疑惑は、彼女に不平を持つ者どもの憶測で、こういうのはよくある侮辱でしょう。おそらく彼女は自分の血筋に自信があり、更に王の血を混ぜることで完璧な王子を得たかったのだと思います。しっかりしない王、次々に死ぬ息子、彼女のたった一つの望みは自分の子を正当な王として君臨させることで、そのために自分の思うままになる王宮を造ろうとした・・・行方不明になった彼女は、王子を見守るためにひそかにロマンダに住み着いたのかもしれません。 |
オリナス王子 |
母親、の庇護が強烈過ぎて、沈むか浮かぶかどちらかしかなかった。彼の運命はオヴェリアととても似ています。オヴェリアには、その時代に最も重要であった宗教的バックボーンと、力の象徴であるディリータがあったために、明暗(ということにしておきましょうか)が別れたと思います。獅子戦争後には母親と生き別れたようですが、これは彼にとってはむしろ良かったのでは。一応、王子の身分を保ったままロマンダに亡命できたみたいなので、しっかりしたお付きが居たのではないかと。ロマンダってちょっと得体が知れない国なので、オリナスはそこでも利用されそうだなあ・・・ロマンダよりもオルダリーアに亡命すれば、ラナード王子がなんとかしてくれたような気がする(萌)。←こんなところで |
ラーグ公 |
ダイスダーグをよーく理解した上で、お互い都合の良い親友をやっていた狡猾な人でしたね。まともにゴルターナ公と戦うことができれば、恐らく彼の勝利、彼は王にはならずにオリナスを自分の娘か何かと結婚させ、傀儡の王として全てを操ったことでしょう。彼よりもダイスダーグに「おともだち」が多かったことが、ダイ兄の勝利理由ですな。 |